新東名開通(失われた城郭)
鬼丸 : 2012/04/14(Sat) 17:42
No.54
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新東名高速道路の御殿場ジャンクション(JCT)―三ケ日(みっかび)JCT間(162キロ)が今日の午後、先行開通した。 「高速道路建設はすべてムダであり悪」という風潮の中、着工から17年目にして予定より一年ほど早い開通という。昨年の東日本大震災以降は防災面や経済効果を期待してか世論は逆転し、高速道路建設反対論を唱えた先生方はテレビなどでお見かけしなくなった。
新東名は、地盤が堅固な南アルプスなどの山地を通る分、災害にも強いと言われている。東南海大地震が起きれば、東名は間違いなく津波などの大きな被害を受けると想定されています。新東名の方が地震にも津波にも強いことは確かでしょう。
しかし、この新東名建設に伴って静岡県内では多くの埋蔵文化財が姿を消してしまった。その一つに静岡市清水区にある「庵原山城」 がある。落語家で城好きの春風亭昇太師匠も中学生の頃、この庵原山城には良く通われたそうだ。
新東名の開通は、日本の流通経済にはプラスの効果をもたらすことは間違いないが、埋葬文化財だけではなく動植物の生態系やその他 色んなところに払った代償は計り知れないものがあると思う。
【写真左・中・右】(工事中の新東名高速、庵原山城付近)
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