50,000カウント記念に
野ア 準 : 2016/05/24(Tue) 08:58
No.593
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何とカウンターが五万件目でした。趣味の雑談なのに最近閲覧数が増えているのは大発展中の『刀剣電脳倶楽部』の実力のおこぼれを頂いているのでしょう。有難い事です。
日本刀関連の話題源ですが、江戸時代にベストセラーだった服部南郭(1683-1759)の選になる『唐詩選』から刀剣の取り上げられている詩を二つ。
「酒泉太守席上酔後作」 岑参 酒泉ノ太守 能(よ)ク剣舞ス 高堂ニ置酒シテ 夜鼓ヲ撃ツ 胡笳(こか)一曲 人ノ腸ヲ断ツ 坐客 相ヒ看(み)テ涙(なんだ)雨ノ如シ
酒泉は西域、玉門関に近い辺境。駐留の唐軍が太守の剣舞を見ながら酔い、西戎の笛の音に故郷を思い涙する、の意です。ちなみに現代の酒泉は鉄鉱石の産地で酒泉鋼鉄公司の「酒鋼」が知られていますが、製鉄は唐時代まで遡るのでしょうか。
「鞏路感懐」 呂温 馬 嘶(いなない)テ白日暮レ 剣 鳴テ 秋気来タル 我心 渺(びょう)トシテ際(かぎり)無シ 河上 空(むなし)ク徘徊ス
旅の詩ですが、剣が鳴るのが秋の気配を示す、というのが興味深いです。研ぎ澄ました刀を秋水とか秋霜というのにつながるようです。服部先生は「秋は金の気ゆへかく言ふにや」と注釈しています。「木・火・土・金・水」の五行の「金」。そういえば万葉仮名で「秋山(あきやま)」を「金山」と書くのも同じでしょう。
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Re: 50,000カウント記念に
真改 : 2016/05/24(Tue) 19:46
No.594
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野崎先生、すごいカウント数ですね!
毎月必ず記事を書いてくださる先生と、ご来場の皆様に感謝申し上げます。 これからも、よろしくお願い致します。
私は今朝、49999でした!惜しかった〜。 |
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