2012年1月1日 第10回出題「大慶直胤」


 1月答えは、「大慶直胤」でした。

 年頭の慶賀に相応しい名前の刀工を選んでの、出題かと思います。
 過去に何度か出題されていますので、今回の解説はお休みさせていただきます。


                     竹   屋   主   人

私の見方

Y氏
  鑑定刀は刃の足が長く入り、みずみずしい様子から新々刀と観て、やや肌立つ地、沸出来、花押から
 銘 大慶直胤 とします。

K氏
  体配、長くよく入る足、刃が明るいという点から新々刀。新々刀で備前、花押という点で直胤と正秀。
 六字銘ということなので、直胤だと思います。

M氏
  寸が伸びる平造り、重が厚いので南北朝は除外して、慶長か新々刀。花押があって、沸出来、足の長い
 丁子乱れ、刃が明るいということで直胤としました。