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平成25年2月の問題 真改 - 2013/02/01(Fri) 20:44  No.1230


単独表示 みなさん、明日は気温がかなり上昇するようです!
翌朝との気温差で、体調を崩さないように。
インフルエンザも流行っております。
お気をつけ下さい!(>_<)。

では、さっそく参りましょう!!

※ 1回目入札期限1日〜7日
  2回目入札期限8日〜14日
  3回目入札期限15日〜21日

出題画像につきましては、左の画像をクリックして下さい。画像が展開されます。
また、画像が小さい場合は、もう一度画像を押しますと、最大画面となります。

☆☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆☆

日本刀柴田・柴田和男様のご好意により、隔月誌『刀和』に過去掲載された誌上鑑定を、電脳倶楽部上に再現させて頂いております。
まことにありがとうございます。
『日本刀柴田』柴田和男様に、厚く御礼申し上げます。

入札内容は、最後まで公開しませんので、思いっきり!自分の考えを論じてください。(*^_^*)。

入札投稿の際には、暗証キーの設定もお忘れなく。(^^♪。
これがないと、投稿の修正ができなくなりますので。

さて、スタートの前に、簡単なお願いです。
月刊誌『刀和』の過去問題からの出題ですので、刀和を持っていらっしゃる方は、是非、まっさらな気持ちで、再挑戦してみてください。

初めての方は、誌上鑑定で、知らず知らずのうちに、著名な刀工の名前や特徴を憶えることができますので、刀和以外の刀剣関係書籍を総動員して、正解を目指してください。

誌上鑑定は、刀身の出来以外にも、茎の形状や銘の特徴や銘の文字数、受領銘や彫に至るまで、ヒントを出してくれています。

そこで、役に立つのが、藤代の『日本刀工辞典』です。
茎の押形がたっぷり掲載されています。
これで、目当ての刀工と照合するのも良いと思います。

そして、このコーナーで、問題と柴田和男氏の回答を見比べ、誌上鑑定の力を付けて、実際に刀を見るときの助けとして頂ければ幸いです。

また、こんな楽しい誌上鑑定を、隔月誌『刀和』には、掲載されております。
誌上鑑定と、刀剣を購入される指針として、『刀和』をお勧め致します。
詳細は、リンクから『日本刀柴田』へお入り下さい。

では、スタートです。(^o^)/。

回答は、2月28日頃と致します。


Re: 平成25年2月の問題 真改 - 2013/02/27(Wed) 21:20  No.1244
くま 単独表示 今回の答えは「因州景長」の短刀でした。一見時代や位を上げて観える作柄で、ヒントがなければ日本中を堂々巡りしそうな問題でした。私も過去に太刀を一口と時代の下がる短刀を一口経眼したのみであります。

景長は通称を「藤左衛門」といい、粟田口吉光門人ではじめ吉正と名乗り、因州移住後に景長と改めたと言われています。
また、「竹屋家伝」によれば「吉正の子」、「長谷川家伝」には「吉正の弟子」としており、この辺については諸説があり、一概に決めつけるには少々無理があるかもしれません。

現存する作風は、粟田口流で細身に直刃を焼くことや、帽子の履き裏の刃紋が尖り心になることから、粟田口吉光に化けた作品もあると聞きます。

福永酔剣先生著の「日本刀大百科事典」によれば、景長には「景長の四つの見付き」という記述があります。
その一つ目は帽子が、「京の来派」に酷似していること。二つ目に肌目が、「粟田口風」であること。三つ目は沸が、「肥後の延寿派」に似ていること。四つ目は刀姿が、「応永備前の盛光や康光」に見紛うこととしています。

仮にヒントの「粟田口吉光と有縁」と「○○小鍛冶」がなければ、さてどこへ持っていこうかと考えます。設問に「鍛えは板目に大肌が混じる。」とありますから、山城本国はちょっと考え難い。

まず一ノ札は、「越中宇多派」とか「駿州島田派」あるいは、「肥後の延寿派」などで探りを入れて見ます。いずれも当然、「否」の返答が帰ってきます。次に作風などを再考して違う街道や国を当たります。勘の良い人ならば二ノ札で、「同然」や「国入り能」、「通り」を得られるはずです。最悪でも三ノ札で「同然」、「能」までは持って行けるのではないでしょうか。

ちなみに「刀和」に投稿の際には、「因州小鍛冶景長」という単語をたまたま知っていましたので労無く「当」でした。

刀剣鑑定は当てっこではありません。よりその刀工や作品の良さを学ぶためのものですし、色々と試行錯誤を繰り返すのも刀剣鑑定の醍醐味ではないでしょうか。

それではこの辺りで失礼させて頂きます。

竹  屋  主  人

私の見方

御刀天国さん

因州景長と入札します。これは、ヒントが無いと、名前すら思い浮かびません。鎌倉時代の短刀に見えますが、反りがつくので時代が下がりそうです。備前、大和、相州ははずし、美濃物でもなさそうですし、地方刀工かとウロウロしそうです。

まるひさん

因州住景長(初代〜二代)、法量から鎌倉〜南北の短刀。ヒントから粟田口吉正の弟子で因幡小鍛冶と呼ばれた因州景長としました。ヒントがなければ誰に入れてよいやら。三の札でも同然にならないと思います。