[掲示板に戻る] [一覧表示に戻る] [新着表示に戻る]
過去ログ[0001]
過去ログ
検 索
キーワード 条件 表示
標準表示/一覧表示
平成25年11月の問題 真改 - 2013/10/31(Thu) 21:19  No.1346


単独表示 皆様、大刀剣市はいかがでしたでしょうか?!(^^)!。
さてさて、大刀剣市も終わり、朝の寒さを感じるにつけ、あっと言う間に秋を通り過ぎて、冬の様相を呈しているかのようです。
つい最近、台風があったばかりなのに・・・。(>_<)。
お風邪などをめしませぬように。m(__)m。

では、さっそく参りましょう!!

※ 1回目入札期限1日〜7日
  2回目入札期限8日〜14日
  3回目入札期限15日〜21日

出題画像につきましては、左の画像をクリックして下さい。画像が展開されます。
また、画像が小さい場合は、もう一度画像を押しますと、最大画面となります。

☆☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆☆

日本刀柴田・柴田和男様のご好意により、隔月誌『刀和』に過去掲載された誌上鑑定を、電脳倶楽部上に再現させて頂いております。
まことにありがとうございます。
『日本刀柴田』柴田和男様に、厚く御礼申し上げます。

入札内容は、最後まで公開しませんので、気兼ねなく御参加下さい。(*^_^*)。

入札投稿の際には、暗証キーの設定もお忘れなく。(^^♪。
これがないと、投稿の修正ができなくなります。

さて、スタートの前に、簡単なお願いです。
月刊誌『刀和』の過去問題からの出題ですので、刀和を持っていらっしゃる方は、是非、まっさらな気持ちで、再挑戦してみてください。

初めての方は、誌上鑑定で、知らず知らずのうちに、著名な刀工の名前や特徴を憶えることができますので、刀和以外の刀剣関係書籍を総動員して、正解を目指してください。

誌上鑑定は、刀身の出来以外にも、茎の形状や銘の特徴や銘の文字数、受領銘や彫に至るまで、ヒントを出してくれています。

そして、このコーナーで、問題と柴田和男氏の回答を見比べ、誌上鑑定の力を付けて、実際に刀を見るときの助けとして頂ければ幸いです。

また、こんな楽しい誌上鑑定を、隔月誌『刀和』には、掲載されております。
誌上鑑定と、刀剣を購入される指針として、『刀和』をお勧め致します。
詳細は、リンクから『日本刀柴田』へお入り下さい。

では、スタートです。(^o^)/。

回答は、11月28日頃と致します。


Re: 平成25年11月の回答 真改 - 2013/11/28(Thu) 19:03  No.1356
くま 単独表示 今回の答えは「勝胤」でした。
入札の半数以上が「大慶直胤」あるいは「次郎太郎直勝」の札でした。これら札に対しての返答は「同然」でしたが、銘鑑に記述があるだけで、複数の作品が残されている訳でもないので直胤一門の入札に対しては「当」でも良いように思います。
直胤は長命で、五十有余年の間に数多くの門人を輩出しています。たとえば重胤、胤長、英胤、義胤などなど。勝胤について、「水心子正秀と一門」(黒江次郎著)など関連書籍を検索してみましたが、勝胤の記述は見当たらず、おそらく「胤」の字を弟子の通字に用いていることからこの「勝胤」も「直胤一門」と見て良いでしょう。年紀の「天保」の書体は直胤本人のようにも思います。今回はかなりの難問でした。鑑定刀よりは鑑賞刀としての方が相応しい作品ではないでしょうか。

それでは今回はこの辺で失礼します。

                           竹 屋 主 人

私の見方

まるひさん
鑢目に化粧がある、平造で寸が延びているので新々刀。変わりがね風の地景、大板目が流れているところから直胤の相州伝とみました。ただ、弟子とあるので直勝でお願いします。

法城寺さん
一見、則重を思わすような地肌ですが化粧鑢がつくので新刀以降となる。
非常に独特な、「芋づる」のような筋にも見え、候補は新刀期は国路、野田繁慶、真改、肥後守吉次、水田国重、そして当然主水正正清、一平安代などが挙げられる。新々刀期は大慶直胤、直江助政、伯耆守正幸、奥元平などが挙げられる。変わり鉄風の地景となると繁慶、吉次、国重、薩摩刀工、直胤一門の相伝に見られる。この中で大筋違に化粧鑢がつくとなると直胤に絞られる。総体、渦巻きのような肌を呈しており荒沸がつき、板目・大板目の鍛えから直胤の相州伝写しと鑑る。

※ お二方とも非常に良い思考過程だと思います。直胤の弟子で伊豆の刀工に「平胤長」がいます。師伝を良く受け継ぎ、比較的作品も残されています。