歴史・逸話

秘本!これであなたも物知り博士!?

野崎流(秘)文献指南

刀剣・古武具
 
 

  ------------------------総合書---------------------------

  ●「武家名目抄」--->『故実叢書』
   「群 書類従」正・続を編纂した学者が、幕府の命令で武家用語を
   項目別に集めたものです。たとえば刀剣なら「長刀」は文献では
   何に見えて、長さがどの位を言うのかなどがすぐ分かる便利な本です。
   (ただし孫引きでは話題源にしか使えません。)
   編纂物に活字になって刊行されています。それが『故実叢書』
 
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  ●『貞丈雑記』平凡社東洋文庫
   江戸時代初期に伊勢貞丈が武士の故実を分類編纂した
   これも便利な本
  
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   ※↑この二冊を読んでおけば大分物知りになれます。


  -------刀剣のエピソードがたくさん出ているのは----------------

  ●『常山紀談』、『名将言行録』などで、前者は岩波文庫に入って
  います

  ○東洋文庫では
  ●『甲子夜話』が白眉で、江戸後半のもの
  肥前松浦藩の殿様の随筆ですから、武家故実については当事者

  ------------(戦場の逸話や語源など)この手の文献の探索は------------

  ●『国史文献解説』(朝倉書店のような便利な道具があります。
   一応基本史料として使える物の成立年代、著者、活字になって
    いればその書名、出版社、年代などが出てきます。
    これに出てこないのは国文学か「講談本」という事になります。
  
  ※国史を学ぶのが基礎教養だった時代には『国史挿話全集』(昭和4)
        のような面白い編纂物もあったのですが。
       
  ------------------野崎 準先生談話より----------------

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