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センムさん、こんにちは。 零戦は繊細な飛行機だと思います。特に1gでも重量を軽減するために各桁にあけられた穴は強度限界ぎりぎりまでの計算で、生産性をかなり損ねています。川西飛行機の技術者達は「バカ穴はバカのすること(表現が悪いのですが当時この種の穴はそう呼ばれていました)」を合い言葉に紫電11型21型を生み出しました。 チハ車も対戦車戦闘をあまり意識はしないものでした。またアメリカで「アリサカライフル」と呼ばれる三八式・九九式なども開発当初は優れたもので、その後継には全て悩んだものばかりです。 当時のわが国は総合的な工業力(技術の裾野とでもいうのでしょうか)に難がありました。 但し、大和の主砲の水圧ポンプや零戦のバランスの良さ、日本人の体格にドンピシャリだった三八式(父は教練で使ったこの銃の命中精度がいかに高かったかを私に話したことがありました)など当時の日本人技術者の血の滲むような開発努力に敬意をはらいます。 |
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