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[1451]
ヒケ
投稿者:
地鉄
投稿日:2005/09/05(Mon) 17:53
はじめましてよろしくお願い致します。
古刀のヒケはごく当たり前と考えたらよろしいのでしょうか?
博物館の名刀にヒケがある作品もよく見かけます。
ないにこしたことはありませんが、
刀剣店でもヒケのあるなしはあまり価格に反映されないものなのでしょうか。
[1451へのレス]
Re: ヒケ
投稿者:
真改2005
投稿日:2005/09/06(Tue) 14:18
ヒケについては、主に手入れ上の問題が多く、他に考えられるのは、保存している『白鞘』や外装の『鞘』に擦れて付いてしまう場合があります。
また、ハバキ下の傷やヒケについては、これも刀身とハバキが合っていないために起こる場合があり、原因の一つでしょう。
価格に、これらのヒケが反映されるかと言えば、そうであるとも言えるし、言えないとも言えます。
そのお店の考え方でしょうか。
ただ、私達が購入する場合、これらの傷やヒケが気になり、研磨等で修理する場合は、その費用も念頭において考えたいものです。
諸工作全般で刀で20万くらいは、かかる場合もあるので、気をつけましょう。
良心的な刀剣商なら、気になる部分についての助言も的確に行ってくれますよ!
まずは、気になる点は、臆することなく、聞きましょう。
[1451へのレス]
Re: ヒケ
投稿者:
内記
投稿日:2005/09/06(Tue) 22:07
こんばんは、
ヒケのある刀を所持(購入)した場合、
@研磨して所蔵、鑑賞するか
Aそのままの状態で、所蔵、鑑賞するか
の択一問題みたいですね (^_^;)
@の場合は真改さんのアドバイスの通りかと思います。
Aを選択する人も少なからず居られます。
理由は、研磨によって研ぎ減らすのを嫌うからです。
それは数百年大切に保存された文化財を自分の判断で加工(減耗変形)させることに躊躇する気持ちが働くのだと思います。
仮に、自分の手元不如意を理由に“安研ぎ”にでもかけたら、次の所持者がむらを整形研磨せざるを得なくなり、もう元の姿には戻らなくなってしまいます。
>博物館の名刀にヒケがある作品もよく見かけ
るのは、文化財の維持保存に重きを置いてるからと思います。
価格については分かりません。
ただ、需要(買)と供給(売)のバランスですから、Aより@の考えが多ければ、ヒケを鑑賞の欠点と看做し、コスト増加の要因となるので、必然的に価格に反映されるのではないでしょうか。
どちらにせよ、ヒケは所持者の不注意が原因ですから、我々は、ヒケをつくらないよう心がけることが肝要かと思います。
[1451へのレス]
Re: ヒケ
投稿者:
侍棒
投稿日:2005/09/08(Thu) 23:36
真改2005様 内記様
ご返答有り難うございます。
ヒケについては研ぐべきかどうかは大いに悩みます。
研ぎも技量の未熟な方に頼むと、刀自体がだめになってしまったという話
をよく聞きます。
何百年前の刀が残ってきたのは代々の所有者の方が
大切に扱ってきた証なのですね。
[1448]
非常に蛇足ですが
投稿者:
怠龍斎
投稿日:2005/09/03(Sat) 05:03
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HOME
>
皆々様今晩は。今回の「軍刀」の話が非常に面白く、投稿させて戴きます。
私は35歳の若造ですが、どうも幼少より戦記等々が好きで、その関係もあり軍刀にも興味がありまして、他の方のご意見に横から入るのも失礼ですので新規にさせて戴きます。
初めて刀を買った高校の時は丁度バブル期で刀も高く、20万円位で入手できるのは軍刀でした。結局無銘とか磨上げを購入したのですが、「軍刀にお金払うの勿体無いよ。」と当時業者さんから言われました。
でも昨年来「昭和(戦前)在銘で乱れ刃で鉄鞘の陸軍軍刀」を業者の方に探して戴いています。勿論本鍛錬刀ですが、恐らく高校の頃と変らない値段でありそうです。そう考えると「昔は異常だったんだなあ。」と思います。自分が興味があるので大分調べたのですが、やはり戦前からランクが明確にあったそうです。その中でも更に分かれますので、昭和13年以降と思って戴ければ(その中でも更にあります。)と。
@刀身持参、金具も家紋入り。鉄鞘。
A刀身持参、金具意匠は軍規定。鉄鞘。
B刀身持参、金具意匠は軍規定。木鞘に革張。
※これらが金具・柄・鞘からオーダーメイドの高級品。
C靖国刀を含める当時の受命工の本鍛錬刀。刀身がある程度の規格に沿 っているので、柄・鞘の調整で金具は殆ど既製品で可。
※既製品併用の高級〜準高級品。
D所謂「満鉄刀」「スプリング刀」の量産規格刀身を使用。鞘までもほ ぼ無調整で大量生産化。
※恐らくこれが標準品であったのかと。更に鉄不足で急速に鞘の革張り 化が進み、最後は皮の替わりに麻地にゴム引きとなる。金具は無紋の 薄い真鍮製か、日本刀の物をそのまま使用。
当時から士官学校出と学徒出身では差があり、同じ少尉でも軍刀等々差があったようです。また実家の資産の差でも。値段的にもDとCでも相当違う違うらしいです。5倍以上です。200円と1000円以上で。
今は靖国刀を除けばそれほど変わらなくなっているかと思いますので、1振り買うのでしたらいいのかもしれません。「昔懐かしくて買う年配の方が多いですよ。」と自分の行きつけの刀剣店の方は言われています。もう戦後60年ですから、歴史的に認めてあげてもいいかと思います。全くの持論ですが。
最後にGoogleかYahooで「旧日本帝国陸海軍軍刀」で検索すると、専門のページ(販売はしていません)がありますので、興味があられた方はご覧下さい。いつもとりとめがなくて申し訳ありません。では失礼させて戴きます。
[1448へのレス]
Re: 非常に蛇足ですが
投稿者:
真改2005
投稿日:2005/09/03(Sat) 21:08
旧日本帝国陸海軍軍刀のホームページは、日本で初めての本格的な『軍刀を研究・網羅』したものであると思います。
しかも、ものすごく詳細です。
資料的に出ている軍刀も外装や刀身についても、とても貴重なもので、通常見ることのできる軍刀ではない品格のより一層高いものであるものが多いようですね。
私も、軍刀を買いましたが、たくさん数を持つわけには経済的に許されないので、良いものと思われるものだけ厳選してきたつもりですが、なかなか難しいです。
基本的には切羽が8枚で状態の良いもの。刀身はこだわりません。
このような条件でも、合致するものに会ったのは、数年で二振りのみ。
良い軍刀と出会えると良いですね。
[1448へのレス]
Re: 非常に蛇足ですが
投稿者:
怠龍斎
投稿日:2005/09/04(Sun) 05:12
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>
皆々様へ
私の紹介致しました「旧日本帝国陸海軍軍刀」のページは、私が個人にて敬意の念を抱き紹介を致しております。ご了承をお願い致します。
[1448へのレス]
Re: 非常に蛇足ですが
投稿者:
無銘斎
投稿日:2005/09/07(Wed) 15:17
怠龍斎様。新改2005様。
中国の長春に溥儀の記念館があるのですが、私が10年程前にそこに行った時には関東軍の遺物が展示されていました。
その中には軍刀もあったのですが、それは所謂軍刀拵に金山か尾張の透鐔が着いた物でした。
最初は中国人が勝手に付けたのかと思いましたが、拵に良く馴染んでおり、元から着いていた事が判りました。この軍刀の持ち主の刀に対する想いと見識に敬意を抱くと同時に、軍刀に鉄鐔がかくも似合うものかと驚きでした。
軍刀をお持ちでしたら、古い鉄鐔を試してみるのも面白いと思いますよ。
[1448へのレス]
Re: 非常に蛇足ですが
投稿者:
無銘斎
投稿日:2005/09/07(Wed) 15:27
真改2005様。
名前を間違えて書いてしまいました。大変失礼しました。
[1448へのレス]
Re: 非常に蛇足ですが
投稿者:
怠龍斎
投稿日:2005/09/14(Wed) 02:38
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>
真改様、無銘斎様、皆々様
最近パソコンの調子が悪く、入力途中で落ちてしまい、ご返信が出来ませんで申し訳ありませんでした。もう古い話で返信など恐縮なのですが、ご勘弁をお願い致します。
真改様、無銘様へ
前回の9/3日のコメントを拝見致しました。小生所持の98式軍刀拵を手元に見ながら返信を打っておりました。切羽は4枚ですね、自分のは。幕末の半太刀拵も所持しておりますが、これも4枚です。いずれにしても略しているのです。本来の太刀拵は8枚で、もう2年前でしょうか?あるお店で本当の最高級品の98式軍刀拵を拝見しましたが、これは8枚切羽でした。刀緒がなかったのですが、佐〜将官ではと思いました。小生が間違って50年早く生まれていましたら、学卒ですが近眼なので陸軍でしょうから、98式どころではなく3式軍刀を親に泣きついて買うか、家伝の刀に皮鞘に吊り輪を付けて軍刀にするかだったんだなぁ(家伝の現物がないので、無理繰り何か買ってもらったでしょう。)?と。海軍さんの方が最後まで太刀を守っていますので、何かあったのですかね?
処で改装してから行っていませんので申し訳ありませんが、靖国神社の遊就館に以前、阿南陸軍大臣の軍刀として、「対馬守常光」が軍刀拵ごと展示してありました。良い刀だと思いました。鑑賞だけではないですよ。
またまた長ったらしくとりとめがなくなりました。申し訳ございません。又宜しくお願い致します。
[1448へのレス]
更に非常に蛇足ですが
投稿者:
怠龍斎
投稿日:2005/09/14(Wed) 03:11
<
HOME
>
無銘斎様へ
更に余計な意見を致します。亡き祖父の遺品の写真の中に、軍刀に長槍を仕込んでいた将校の方がいました。基本的に将校は「軍装支度金」がでるので、軍服・軍刀・拳銃まで自前だったのです。昭和18年で「1,000円」とも言われていますが、これは大金のはずですが統制化の時にこれで全て賄いきれたのかは自分には判りません。
これからは一切の思想的偏見はありませんが、戦前の中国軍の将校も敢えて言いますが「軍刀(日本軍鹵獲品も含む)」を所持していたらしいです。この辺りを全て踏まえて、「最後の実戦日本刀」はどうなのでしょうかねぇ?
何か偉そうで申し訳ありません。でも隠居様のご意見など、若造ながら良くわかります。何か、更に偉そうですね。皆々様、申し訳ありません。無銘斎様、ご意見を戴き本当に有難うございました。
[1443]
無題
投稿者:
お尋ねします
投稿日:2005/08/24(Wed) 17:06
現在、初代月山貞一の刀で気に入っているものがあるのですが、その御刀には玉追い龍と素剣の彫物があります。
そこで皆さんに教えていただきたいのですが、初代貞一の自身彫りである場合は、必ず「彫同作」といった感じで、自身彫りを証する銘が切ってあるものなのでしょうか?
無い場合はまず間違いなく、後彫りと考えるべきなのでしょうか?
どうぞ、御教授ください。
[1443へのレス]
Re: 無題
投稿者:
真改2005
投稿日:2005/08/24(Wed) 22:00
まずは、その刀についてですが、日刀保の鑑定書はついていますか?
付いているなら、日刀保に彫についての質問をしてみるのも手と思います。
私も何冊か調べてみましたが、『彫同作』と添えることが『☆多い』とありました。
つまり、『彫同作』となくとも、即、後彫りとはいえないのではないでしょうか。
[1443へのレス]
Re: 無題
投稿者:
お尋ねします
投稿日:2005/08/25(Thu) 16:05
早速の御教授ありがとうございました。日刀保の鑑定書は付いていますので、聞いてみたいと思います。一般的に彫物が上手いとされている刀工の自身彫りのある御刀は、彫りの無いものよりも価値が高いと言われていますが、後彫りのものだと、かえって御刀の価値を下げることにもなりかねないと思ったものですから…どうもありがとうございました。
[1440]
無題
投稿者:
兼好き
投稿日:2005/08/10(Wed) 22:08
はじめまして皆様。よろしくお願い致します。
この度、兼定を購入しようと思っています。
初、二、三代は金銭的につらいので、末古刀までの兼定後代を購入しようと考えています。
寸法は二尺二寸ほどの長さ、予算的には150万以内を考えています。
兼元も惹かれるものがあります。
[1440へのレス]
Re: 無題
投稿者:
真改2005
投稿日:2005/08/12(Fri) 07:20
はじめまして。
真改2005と申します。
お盆の休みで、皆さん、投稿も少なくなっているようです。(^^)。
お気に入りの刀にめぐり合えますことを、祈っております。
購入のあかつきには、画像掲示板や、こちらでも、お気に入りの点などを交えて投稿していただけますと、とても楽しい談義になろうかと思いますので、期待してお待ちしております。\(^o^)/。
[1434]
情報
投稿者:
真改2005
投稿日:2005/07/27(Wed) 22:48
怠龍斎さん。
いつも情報をありがつとうございます。
私も、ネットサーフィンをしていて、気になる刀剣がありましたので、店名は伏せながらも、ご紹介申し上げます。
刀剣店でホームページを開設し、且つ、販売もしているところばかりですので、簡単に見つけることが出来ると思いますので・・・。
さて、一つ目は、村正の槍で、銀金具の籠槍外装付きです。100万円の大台を超えており、槍刀身・外装共に長さが短いので、このあたりは意見の分かれるところです。
次は、大野義光刀匠の加賀前田家伝来の大典太光世写しです。
直刃がいいです!!
[1434へのレス]
Re: 情報
投稿者:
怠龍斎
投稿日:2005/07/29(Fri) 22:52
<
HOME
>
真改様、今晩は。皆々様今晩は。少々ご返答が遅くなりまして恐縮です。余り検索が上手くないので、申し訳ありませんでした。
実は先に大野刀匠の方を発見致しました(笑)。こちらは私の今まで実際購入した3件の刀屋さんの内の一軒でした。一度のみですが、その後に商品案内も毎月戴いているのに、「灯台下暗し」でした。大笑いです。でも本当にお店を絞って購入をしているので...。
真改様の仰るこの大野刀匠の作は、実見はしていませんが上手いですね。本科は博物館にて一度見ましたが、この写しは面白いです。大野刀匠の作は、これまでに小刀から短刀・寸伸び脇差、本造り脇差はありませんが太刀まで10振り位拝見致しましたが、いずれも備前伝(と言いますか中青江みたいな)の感じでした。これが人気があるとお店からは伺いました。でも、本作は「三池写し」。刀剣会等々に入っていない小生の妄言と思って戴きたいのですが、国宝の「大典太」は別として、無銘「三池」は「宇多」と同様に鑑定の逃げ道位に思っておりました。でも、値段もいいですけれどもこの太刀はいいですね。逆にネットで拝見したのみでも良さが分かります。以前に長光様よりご指摘されたように、現代の刀匠の方は勉強をされて、その上でレパートリーが広いですね。本当に頭が下がります。三池と言うよりも本作の直刃の感じは助広位に味わい深いなあと思いました。実刀を拝見していませんので、この位に致します。面白い刀をご紹介戴き有難うございました。
村正も本日見つけました(笑)。「この時代にあの寸法があるんだなあ。」というのが正直な意見ですが、塩首・刃文等々特徴があり非常に興味深いし、戦後の早い時期の登録のようですので、拵え等々かなりの方のお持ち物だったのかなあ?と思いました。本当に必死に探してみた甲斐がありました。いい槍ですね。
真改様とは全くご面識がありませんが、「ネットと言うものは捨てて措けないなぁ。」としみじみ思います。発言の場を提供して戴き、更にいい勉強を皆々様のおかげでさせて戴いております。又今後とも宜しくお願い致します。
[1434へのレス]
Re: 情報
投稿者:
真改2005
投稿日:2005/07/31(Sun) 06:21
早々のご意見、ありがとうございます。(^^)。
最近、新支部に入会してからというもの、名品にお目にかかる機会が増え、また、ネットでは、さらに多くの名品珍品が出ているので、目移りして困ります。(^^ゞ。
村正をはじめ、槍の名品も随分と出てくるようになりましたね。
今後も楽しみです。
そして、大野刀匠の作品は、こんかいの大典太光世写を出されている刀剣店には、結構、入荷しているようで、新作などもしょっちゅう入っているようです。
写しものは、批判も多くあるようですが、古来名品の姿形やその内容を移すことは、何も刀剣に限らず、古今東西あり、勉強・上達の道のひとつでもありますね。
[1434へのレス]
Re: 情報
投稿者:
怠龍斎
投稿日:2005/08/03(Wed) 01:19
<
HOME
>
真改様、皆々様今晩は。
本当に最近は面白い出物が多く、また景気の影響もあるのでしょうが、一時期よりも大分お値段も嬉しくなってきているようですので、各店舗様の売品目録やネットを積極的に見る気になって来ました。「少し頑張れば何とかこのクラスが大丈夫かなぁ?」と思うと、気合の入れ方が違いますよね。でも最近同じ銘や系統、又は無銘ですけど全部重刀とか、「前のお持ち主が一緒の方だったのかなぁ?」と思われる様な売品があり、ちょっといろいろと想像させられたりもします。
刀剣柴田様にて大野刀匠の作品は結構コンスタントに拝見致します。真改様の仰っているお店様でも、確かに良く拝見します。どちらも居合用も含めて現代刀の在庫が多いですね。私も後者のお店で現代刀匠の菊池惟忠さんの二尺六寸を購入しました。この刀匠も結構頻繁に入っており「もう少し待てば良かったかなあ(笑)。」などと思ったりします。お世話になっているお店の方からは「これ、居合用じゃあないよ。こんなの振れるの?」とか言われています。少し後悔はしています。でも刀剣は一点ものですからね。
写し物のお話ですが、本当は別に真改様を始め皆々様のご意見をお伺い致したいと思っていろいろ考えていました。何時になるか分かりませんので少しだけお聞き致します。私は真改様の仰る様に、写しは良い事だと思います。現代刀匠の作を拝見しましても、本当にいろいろと考えて造られてる事が分かります。以前に故隅谷正峯刀匠の二尺六寸の太刀を構えさせて戴いた事がありますが、「当時の健全な太刀はこんな手持ちだったのかな?」と思わされる位に別でした。「だから磨らざるを得なかったのかな?」と。固山宗次にも、「小竜景光」写しの一刀がありますよね。彫りは宗寛ですが。勿論全然別物でしかありませんが、「気合と意気込み」は感じます。小生所持の宗寛刀でも、「何でこんな?」という刀があります。「泰龍斎宗寛造之」「慶応元年三月日」二尺五寸四分半、反り四分五厘、元巾一寸二分、先巾八分三厘、重ね二分五厘、刃文は上から下まで揃った逆丁子に横目映りが全面に出ます。寛文新刀姿なのですが、「何を写したのかな?本科は何なんだろう?江戸石堂の光平辺りかな?」が正直なところです。
あ、又長くなりそうですのでこの辺に致します。又今後とも宜しくお願い致します。何時も長くなり申し訳ありません。
[1430]
槍様へ
投稿者:
怠龍斎
投稿日:2005/07/23(Sat) 23:03
<
HOME
>
皆々様今晩は。また投稿をさせて戴きます。
槍様へ
前回の槍様への投稿にて、銀座刀剣柴田様の東京大丸にての即売会で槍が出る様に申し上げましたが、今回小生はお伺い出来なかったので無責任な意見にて失礼を致しました。本日銀座柴田様の月報が届き拝見致しました処、「・・・同田貫・・・(売品にて)」在銘の保存の拵え付の槍が載っておりました。刃長2.36尺半で平三角、拵えつきで全長が10尺との事です。もしもご興味がありましたら、柴田様にお問い合わせ下さい。
先ずは槍様にご連絡方々。
[1430へのレス]
Re: 槍様へ
投稿者:
真改2005
投稿日:2005/07/24(Sun) 21:56
日本刀柴田も刀剣柴田も、通販誌が届くのに、東京と四国では誤差があり過ぎ、欲しいものがあっても、とっくに売約済みということが多く、時々嫌になることがあります。
今回の麗でも、おそらく四国は明日、月曜日のはず。
となると、実質3日も違ってくるのですから、困ったもんです。
さて、そんなことはおいといて、怠龍斎さんの情報によりますと、同田貫の槍がでているそうで、これは見ないといけませんね。
葵美術では、70万くらいだったので、個々の出来の違いによってもお値段が相当違うことは当然ですが、今回の槍はいかがでしょうか。
楽しみですね。
[1430へのレス]
Re: 槍様へ
投稿者:
槍
投稿日:2005/07/26(Tue) 19:40
怠龍斎様・真改2005様
貴重な情報有り難う御座います。
今現在槍のほかに、地鉄の綺麗な刀も一振り欲しいと思い、機会を見つけては刀剣店に足を運んでおります。まだまだ浅学の身ですが、
家宝として大切にできる一品を探しております。
[1430へのレス]
Re: 槍様へ
投稿者:
怠龍斎
投稿日:2005/07/27(Wed) 02:10
<
HOME
>
槍様、真改様、皆々様。
今晩は。又愚見にお付き合いをお願い致します。皆々様、初めての小生の投稿の際の追伸と思って戴きたく、ご容赦願います。
先ず槍様へ、
本当にお気持ちが良く分かります。小生が初めて高1にて刀剣を買った際の事は、以前に投稿を致しました。その際、「絶対に良い刀(大刀)を買います!」って店主様に言ったのを覚えています。その際に言われたのが、「欲しいのは先ず刀。次に脇差。そんで短刀。う〜ん、槍いくか薙刀か?大体その前に小道具に走るんだよね。」って(笑)。小生は本心を申すと「国路」「国貞」「真改」の寸伸び脇差が欲しかったのですが、「やっぱ、新々刀の刀(大刀)を買っちゃえ!」で現在の宗寛趣味になりました(笑)。趣味なのですから、購入のできる範囲で気に入ったものを探されれば良いと思います。刀・脇差・短刀・槍・薙刀。姿は違えども刀工のできれば在銘で健全なもの、更に特徴の出ているものを小まめに探されてみて下さい。最近は驚くほどに値が下がって居る気がしますので、「家宝」にされるつもりで探されるのなら、絶対に見つかりますよ。有名店には掘り出しはありませんが、「何で何10年も店を張っていられるか?」だけは一慮なさって下さい。各刀の製作現場を見ていない我々は、この言い方は物凄く嫌ですが、お金を払っていても勝てない領域がある気がします。個々にて違いますがやはり「信頼」しかありません。
皆々様には毎度かもしれませんが、気分を害されましたらお詫びを致します。でも、本当に槍様のお気持ちが分かります。安易な方に逃げないで自身を持たれて下さい。だって、自分の気の和むための趣味なんですから。酔っていて偉そうに済みません。また今後とも宜しくお願い致します。
真改様へ
いつも大変にお世話になっております。本当にいつも愚論を済みません。仰るとおり、売品になっていても買えない事は、小生も何度も経験しております。でも、「縁がなかったんだなあ...。」で観念することにしました。そう思いますと、目録上でも悔し紛れですが「アラ」が鑑えたりして(笑)。更に無礼ついでですが、同田貫の名作の話が別のコーナーにありましたが、小生は「鬼塚」在銘の名作を一度拝見しました。地刃共に筑前信国の傑作以上でした。驚きです。本当に評価は素人には出来ませんね(笑)。
皆々様、また宜しくお願い致します。
[1427]
染みとは?
投稿者:
美濃
投稿日:2005/07/11(Mon) 14:29
久しぶりに行った刀屋さんで備前三郎国宗の太刀と伊予久松家伝来の綾小路の太刀を拝見しました。国宗の特徴といわれている刃染みとはどんなものか知りたかったのですが、良く分からなかったです。刃淵がところどころぼーっとしている箇所があって、店の方が言うにはこれが国宗の刃染みだと言うのですが、いわゆる古刀の時代による染みや作刀時にできたような新刀や現代刀に出るような染みではないなというのが感想で、わたしが想像していた刃中にでている染みとはちょっと趣が違いました。まぁ、文献で国宗には刃染みがあるとだけ知っていてもそれがどのようなものかを実際に知らなかったんですが(笑)。
綾小路の太刀はさすがに大名物という見事な出来でした。鍛えも良く詰んでいてこれが鎌倉時代の太刀か?と思うほど地刃共に健全でした。一見直刃に見えるのですが、金筋が働き、ほつれ、うちのけなど見れば見るほど素晴らしいものでした。よく名刀の刃紋は浮き上がって見えると聞いたことがありますが、この太刀にはそのように感じました。姿も磨り上げているもの切っ先はうつむき加減で小さく、全体に気品があり美しかったです。他には備前兼長、青江恒次の小太刀、越前下坂貞次の豪壮な刀、越後守包貞の脇差などが印象に残っています。
[1427へのレス]
Re: 染みとは?
投稿者:
真改2005
投稿日:2005/07/12(Tue) 20:25
私もあるサイトで、国宗在銘の太刀が売品として出ているのを見て、こんな凄い太刀が出る時代になったんだと、驚きました。
重文や重美の中でも、いわゆる大名物と言われる刀には現代刀よりも健全(いわゆる重ねが厚く無傷のような状態)なものがあり、そんな刀を見ると、自分の物差しが狂ってしまいます。(^^。
このような物が一同に会するのが、日刀保の全国大会です。
2年に一度と聞いたことがあるのですが、今年はどうもないようですね。
ちょっと残念です。
次回の開催時には、何をおいても参加して、物差しを長く広くするために勉強したいと思っております。
美濃さん。
素晴しい刀のオンパレードで、心地よい疲れがあるのではないでしょうか?(^^)。
[1427へのレス]
Re: 染みとは?
投稿者:
美濃
投稿日:2005/07/14(Thu) 09:54
そうですね。やっぱり刀を一度にたくさん見ると疲れます。国宗は価格的には新刀の重刀くらいでした。欲しかったのですが、若輩の私では身分不相応でしたので、諦めました。免許取りたての若造がベンツを乗り回すような感じがしたので…
[1424]
無題
投稿者:
ふう
投稿日:2005/07/06(Wed) 22:59
こんばんは ほとんど書き込みはした事がありませんが
いつも楽しく読ませてもらっています初心者です
先日、初めて末備前在銘の刀を購入しました(^^)
地鉄を見ていて気付いたのですが、一か所だけ小さく鍛え肌が無く、無地風になっている部分があります。これは、芯鉄が出ているのでしょうか?
よろしくお願いします
[1424へのレス]
Re: 無題
投稿者:
真改2005
投稿日:2005/07/07(Thu) 22:26
実物を見てみないとなんとも言えませんが、研ぎ減りがあり、疵も多いようなら、埋め鉄ということも考えられませんでしょうか。
いずれにしても、眼力のある刀剣商さんや、研磨師に見てもらうのが一番でしょう。
素人判断は間違いが多い可能性がありますし、意見はあくまで意見です。
遅れましたが、刀剣ご購入、まことにおめでとうございます。(^^)v。
毎日がさぞ、楽しいことでしょう。
機会があれば、画像なども投稿頂きますと、もちろん私もですが、多くの閲覧者が喜ばれると思います。
ご検討下さい。
[1424へのレス]
Re: 無題
投稿者:
ふう
投稿日:2005/07/08(Fri) 22:03
ご返信ありがとうございます
研ぎ減りは多少あります、埋め鉄のある刀は見た事がありますが、
また違うようです。
今まで、無銘や偽銘の刀しか持った事がありませんでしたの
初めての在銘刀で、毎日仕事から帰って来て鑑賞するのが、楽しみです
周りに刀を趣味にしている人がいませんので、見せる機会もありませんので
うまく写真が撮れましたら、ぜひ見て頂きたいです(^^)
これから、機会があれば、書き込みさせて頂きますので
今後ともよろしくお願いします
[1414]
無題
投稿者:
刀剣好
投稿日:2005/06/29(Wed) 21:23
花散里さんこちらこそよろしくお願い致します。
棟に衝撃をうけるとその衝撃が響き、刃切れがしょうじてしまうのでしょうか。
また切り込み後に錆が生じている刀を見たことがあるのですが、
錆は刀身内部に浸透していってしまうのではないかと疑問に感じたことも
御座います。
[1414へのレス]
Re: 無題
投稿者:
刀剣好
投稿日:2005/06/29(Wed) 21:24
すいません書き込む場所を間違えてしまいました
[1414へのレス]
Re: 無題
投稿者:
花散里
投稿日:2005/06/29(Wed) 21:46
その時の双方の力加減や身幅・重ね、斬り込んだ場所などによって一概には言えないのはもちろんですが、湾曲している日本刀の形から、棟方向からの衝撃には「比較的」弱いと思います。
錆の件ですが、まったく手入れをせずに高湿度の場所に長い期間放置するような場合を除いて、錆が内部に浸透するようなことは無いのでは?
[1414へのレス]
Re: 無題
投稿者:
刀剣好
投稿日:2005/06/29(Wed) 23:46
古名刀だったのですが、長い年月を経て手入れがおざなりになった時期も
あって一度錆びてしまった状態を放置してしまったのではないかと思います。
[1412]
切り込み傷
投稿者:
刀剣好
投稿日:2005/06/29(Wed) 17:37
はじめまして。皆さんは切り込み傷をどう捉えますか。
実戦を経験して折れの無かった丈夫さの証ともいわれます。
棟は深く切り込まれることを防ぐため丈夫に作られているそうですから、折れることも少ないとは思うのです。
歴戦の証であることは私も惹かれますが、
傷であることには違いがないと思ってしまうのは
少々厳しい見方でしょうか。
様々な意見を伺いたく、失礼ながら質問させていただきました。
[1412へのレス]
Re: 切り込み傷
投稿者:
花散里
投稿日:2005/06/29(Wed) 20:36
刀剣好さん、ようこそいらっしゃいました。
よろしくお願いしますm(__)m
斬り込み傷については、私は何の問題も感じていません。
と言うよりも、昔から斬り込み傷のある刀を所持したいと思っているくらいです。
仮に、この世に存在するどんな刀でも一振り進呈、などとなった場合に私が選ぶ刀は「石田斬り込み正宗」です。
日本刀はその構造上、棟からの衝撃には弱く、折れないまでも刃切れは比較的簡単に生じると聞いたことがあります。
斬り込み傷がある刀は、少なくともその点は優秀な刀だと言えると思います。
また、日本刀のどこに魅力を感じるかという点においても、私の場合は歴史性にあります。(もちろん、他にも魅力はいろいろありますが)
一世代を30年くらいと仮定して、製作されてから何人の、また、どのような侍たちを経て私が手にするに至ったか・・・刀を鑑賞しながら、暫し想像を巡らすのは楽しいものです(^^)
さらに斬り込み傷があれば、ますます想像が膨らんでいきますね。
[1412へのレス]
Re: 切り込み傷
投稿者:
こてつ。
投稿日:2005/06/30(Thu) 01:26
こんにちは、刀剣好さん。宜しくお願いします。
「打ち込み傷」「誉れ傷」なんて言い方もしますね。
実は棟に二箇所の切り込みがある美濃古刀を所持していました。
刀身を光に透かしてよぉっく見ると…打ち込み傷の辺りで少し歪んで見えます。おそらく曲がったんでしょう。
勿論よく見ないと分からないくらいです。曲がりを直したのかも知れません。古刀ですから時代的なものから発生した曲がりとも考えられますが。
美術品、骨董品的にはこの傷はプラスにもマイナスにもならないみたいです。
当初、僕もこの傷に惹かれてこの刀を入れたんですけど…。
欲しい人にはすごく魅力的に見える傷ですよね(#^∇^#)
>花散里さん
この刀、現在阿佐ヶ谷方面に預けてあります。
宜しかったら御覧になってみてください。
[1412へのレス]
Re: 切り込み傷
投稿者:
花散里
投稿日:2005/06/30(Thu) 23:00
>こてつ。さん
ほお〜、阿佐ヶ谷方面に(^^)
それは、ぜひ近々拝見せねばなりませんね(*^_^*)
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