405092
一陽来復評定所
令和七年 乙巳 二黒土星 西暦2025年 皇紀2685年
(明治158年 大正114年 昭和100年 平成37年 大東亜戦争後80年)

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職人の道具   真改 : 2025/06/23(Mon) 16:54 No.7648
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白影 倉庫の片付けをしていると、一つの布に包まれた道具が出てきた。それは、明治30年生まれの祖父の畳道具で、小学校を出てすぐに丁稚奉公に出た後に独立し、「西城屋」の屋号で活躍をしていたと聞く。

私も50年も前に、この布に包まれた道具を見せてもらったことがある。大きな畳包丁、そう小学生の自分には感じたが、今は小さく見える。鋼で出来ていて、よう切れると、父から解説を受けた記憶がある。
道具箱は、古文書を何枚も糊で張った頑丈な紙製で、コンパクトに持ち運びができるように工夫されて収納されている。祖父が畳職人を辞めた時のまま、この道具たちも時は止まったまま。
この道具と腕一つで家族を支えてきた祖父に、あらためて敬意を表する。
エピソードがある。
あるお客さんから、畳の新調の依頼を受けた祖父は、まだまだ使える畳を見て、破れたその部分だけの補修を丁寧に行い、帰ってきた。
後日、客からは、新調を頼んだのに修繕とはなにごとだと、お叱りを受けたようだが、明治大正昭和と戦争や貧しい時代を生きた祖父には、物を大事にして長く使うという精神が宿っていたのだ。
それが職人としての生きざまでもあった。まだまだ使える畳を処分するのもしのびなかったのだろう。儲けようと思えば新調すればよいのに、それをあえてせずに修繕した祖父の心意気。

その祖父の畳道具を包んでいた継ぎ接ぎだらけの、風呂敷とも呼べないボロイ布を洗った。おそらく100年以上前の布だ。破れることも覚悟で洗剤を付けて洗った。100年の汚れが泥のように流れた。
乾燥させたら破れることもなく、また、元のように道具箱を包むことができた。
プラスチックのケースに入れて、防虫剤を入れ、大切に片づけた。
無口な祖父であったが、大のプロレス好きで、身長も80歳を過ぎてなお、170センチもあるような大きな人であった。
本当か嘘か知らないが、徴兵検査において、身長が高すぎるがゆえに、お前に合う軍服がないと不合格になったというエピソードが伝えられている。

道具を見て故人を偲ぶ。
片付けの合間に、疲れも吹き飛ぶような初夏の風が吹き、一時の思い出に浸ることができた。
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靖国刀   真改 : 2025/06/20(Fri) 19:28 No.7647
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白影 今月、7月号の銀座情報に、靖国刀である「靖憲」昭和19年作刀の珍しい71.7pもある長寸の太刀が掲載されている。
長さもこの時代においては、二尺一寸前後が多いとされている中、二尺三寸五分を超えており、珍しい。

出来も良いようで、その評価は価格に表れており、なんと130万円である。
よく見かける靖国刀は、大体が65万円からで、高いなぁと思っても90万を超えることは見たことがなかった。

よほどの出来であるようで、特に来歴があるわけではないようなので、刀そのものに高い価値と評価があるようだ。
そもそも、今までの評価額が低すぎたのかもしれないが、今後、他の靖国刀も価格が上がる可能性もある。

長年の軍刀、靖国刀のファンとしては、とても嬉しいことである。
今後の靖国刀の評価額の推移を楽しみにしている。
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現代の永楽通宝か   真改 : 2025/06/15(Sun) 20:03 No.7646
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白影 何年も整理していなかった部屋を片付けていたら、いつから貯めていたか分からない貯金箱があったので、缶切りで開けてみた。
全部で三つあったのだが、明らかに一つは圧倒的に重たくて、満タン感があるが、他の二つは軽量この上なかった。

一番重い貯金箱から、缶切りで開けてみると10円ばかり。まあ、小銭を貯めていたのだから、こんなものかと思って手に取ってみたら…。
えっ! 全部、ギザ十やん!!('Д')。
どれもこれもで、その数、数えませんでした。(;^ω^)。
多分、何百枚といったところでしょうか。

現代の永楽銭と書いたのも、永楽通宝もここ十年で三倍の値段になっています。気楽に人に差し上げていたのに、そうはいかなくなってきましたが、このギザ十もそのうちに、人に挙げるわけにはいかない現代の永楽通宝になるのか?と思った次第です。(^^)v。
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整理をするということ   真改 : 2025/06/10(Tue) 19:26 No.7645
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白影 父が亡くなって6年が過ぎ、7回忌もすんだところで、長年そのままにしてあった父の物を整理することになり、二日に分けて行った。
丁寧に直筆で種別ごとに分けられた書籍をはじめとする愛用品は膨大であり、残すものと処分するものに分けるだけでも大変だった。
子や孫に対する愛情の深さを示すものもあり、私が36年前に贈った腕時計に付けた手紙も出てきた。
若き日の自分に再会するとは予想外だったので、思わず涙腺が緩んでしまった。

倉庫の処分品は2トンダンプが4台ほどと、軽トラック2台分にもなり、洋酒やマムシ酒、梅酒などにはじまり、戦前以前に生まれてすでに亡くなった兄弟姉妹の成績表や表彰状まで出てきた。これは、実家ならではのことだろう。
マムシ酒なんて、何十年物なのか不明なほどだが、解体業者は喜んで持って帰った。

地質学が専門であったので、文字通りに山ほどの岩石のサンプルや化石が出てきて、結局は倉庫の主要な場所を今も占有している。
岩石たちは、さぞかし日の目を見る事ができて、喜んでいることだろうが、これをどうしたものかと悩んでしまう。
軽トラック一台分はあろうかという岩石群である。
中には、横文字専門用語で岩石の種類や採取地まで書いてある。
専門家はマニアでもあるということか。

おそらくこの処理代は50万円はくだらないと推察され、私の物もいずれは子や孫に負担を掛けて処分してもらうことになると思えば、そういう金額も残しておかねばなるまい。

しかし、岩石は燃えないゴミ、不燃物や粗大ごみで持って帰ってくれはしないだろうから、庭に積み上げて行くしかないのか、とも考える。

そういえば、父の同級生の自宅も後を継ぐ人がなく、解体して更地にするときに、昔だからよくあった巨大な庭石の処分に困ったいたが、最後は削岩機でばらばらに砕いていた。時代の流れ。庭に巨大な石を置いていた一時代のこと。今では邪魔者扱い。
大きくなる庭木も同じこと。

というわけで、お金と時間を掛けて整理をしたのだが、達成感の裏には寂しさ100万倍の思いが沸き上がっていた。
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とうとう出たね!   真改 : 2025/05/25(Sun) 10:53 No.7641
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白影 銘: 於越後国義光作之
自灯庵仙e彫之

葵美術さんのホームページで、オークションに出ています。
発句が一千万円!
私が知っている現代刀では、最高の金額です。
現代刀で一千万円の大台の売価を付けているのは初めてではないかな?
もちろん、拵えも付いているようですが、それでも大野刀匠の作品の中でもトップの金額ではないでしょうか。
拝見してみたいものです。
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Re: とうとう出たね!   花散里 : 2025/05/25(Sun) 11:38 No.7642
ガマ 拝見しました。

出来も見事、発句も見事…どれもこれも値上がりしているご時世とは言え、凄いなぁ…
もちろん、大野刀匠は現代刀匠の第一人者ですから、高値が付くのには何ら不思議ではありませんが、それにしても1,000万円。

金具も龍で揃えて、家紋は剣片喰、ハバキには蓮と獅噛の彫りと、凝った拵えですね。
資金の裏付けがあれば拝見したいところですが、涎が垂れて染みを作ってもいけませんので、画像だけに留めますか。

かなり前の大刀剣市で、大野刀匠が銘切りの実演担当をされたときに、キーホルダーを作っていただいたのが、大野刀匠と私の唯一の繋がりです(^^;)
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Re: とうとう出たね!   真改 : 2025/05/25(Sun) 14:19 No.7643
白影 >かなり前の大刀剣市で、大野刀匠が銘切りの実演担当をされたときに、キーホルダーを作っていただいた
同じくです。('◇')ゞ。

車も刀も値上がり。
米もニュースでは5キロ単位で報道していますが、田舎ではやはり一俵単位なので、わざと5キロ単位で報道して、すこしでも安く感じさせようとしているのだと思います。
コシヒカリ一俵7500円が昨年の買値ですからね。

話がそれましたが、給料は上がらず、年金も上がらず、必需品も趣味品も値上がり。生活ができまへん。(T_T)。
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Re: とうとう出たね!   花散里 : 2025/05/25(Sun) 14:38 No.7644
ガマ 刀の話題からは逸れてしまいますが…私のような純然たる消費者からすると、やはりお米の値段は安いに越したことはありません。
しかし、伝え聞くところでは、生産者にとっては昨今のお米の値上がりで、今までの先の見えないご苦労からやっと少し希望が見えるようになったとか…これはやはり農政が悪いと言うことなのでしょう。
新たに農林水産大臣になった小泉進次郎氏…10年ほど前に自民党農林部会長として農協改革をやって、確か失敗との評価を受けてませんでしたか?
「今度は米袋の有料化か?」などと、揶揄されていますが…どうなることやら。

「責任者出て来い〜」昔の漫才師ではありませんが、そう叫びたい今日この頃です。
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訃報   真改 : 2025/03/19(Wed) 10:39 No.7638
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白影 日刀保徳島県支部会長として長年尽力されてきた、東條英機先生がご逝去された。
先生はその名前が示されるように、一度聞いたら忘れることのないお名前だった。
郷土の刀剣や刀装具の研究に熱心であり、特に阿波正阿弥の鍔の研究とコレクションの数は、他の追従を許さないものであった。

もう10年以上も前の話ではあるが、なんでも鑑定団にも出演されたことがある。それは、轡(くつわ)のコレクションをおゆずりします、というものであった。
評価も200万円を超えていたように思う。
轡のコレクションも膨大であった。

一度だけ自宅へお伺いしたことがあったが、気さくな性格と独特な口調が印象的であり、今も深く心に残っている。
先生ゆかりの刀剣を縁あって所持しているが、先生を偲んで鑑賞をした。
また一人、刀兄と言われる人が逝かれた。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
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Re: 訃報   花散里 : 2025/03/20(Thu) 21:58 No.7639
ガマ 確か真改さんの投稿で、何度かお名前を拝見したと思います。
最近の若い方はどうか知りませんが、私たちの世代の日本人は一度聞けば忘れることのないお名前ですね。

神ならぬ人の世の常とは言え、お寂しいことですね。
ご冥福をお祈り申し上げます。
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Re: 訃報   真改 : 2025/03/22(Sat) 10:22 No.7640
白影 また一人また一人と、お別れするのは辛いことです。 [返信]
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刀はどこで買う?という質問をうけました。   真改 : 2025/03/16(Sun) 09:57 No.7637
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白影 そりゃあ、刀屋でしょ。って返事がすぐにありそうですが、これはYouTubeでも数々の投稿があり、昔から言われてきたことでもありますね。
まあ普通は、車は車屋さん、刀は刀屋さん。となりますが、車でも個人売買はあるわけですから、当然、刀も個人売買もあるわけです。
主に、@刀屋 A個人売買(国内外のネットオークショ含む)B現代刀なら刀匠から C研ぎ師から D古物商から E個物免許を取得して市で買う F骨董店 G大手の国内外の美術品オークション
などが考えられます。

確かなものを確かな人から買いたい。あとあとの売買の事を考えると、一円でも安く買いたい。掘り出し物を見つけたい。
色々なことを思うわけですね。

私は自分の経験から、刀屋さんから買った刀は、下取り時には7割で下取り、買取なら半値。さらに、10年も前の昔に買ったものならもっと下がる、等のことを頭に入れています。
そうそう、買った後に自分がお金をかけて、例えば研磨した費用などは、買取や下取り時の評価には、一切ならないと思った方がよいです。

買った刀が買った時よりも高くなる対象というのは、なんらかのブームの最中か、景気が良いとき、清麿や虎徹などの一部の本当の財産となる刀などでしょうか。

刀を宝石のように観る人と、実際に使用する人では価値のあり方が異なり、例えば、その状態や銘の真偽も購入時には検討内容の対象となるために、大いに価格と共に関係してくる内容でしょう。

つまり、その人その人にあった買い方があるわけで、また、見せてもらう方も、その人その人がどこに価値観を置いているかによって異なるわけで、結果、一概に購入方法を、その方法が良いとか悪いとかは言えないわけです。

名品と言われるもののみを数少なく収集する人、とにかく数を持ちたい人、保存状態(研磨の具合とか)に価値を置く人、研究のために持ちたい人、文化財保護の観点から収集する人、様々です。

というわけで、刀をどのように買うかは、その人の目的にもよりますから、一概にこれがいけないとは言えません、というのが私の意見となります。
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刀を相続するということ   真改 : 2025/03/02(Sun) 09:02 No.7634
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白影 最近、知り合いの方から刀があるのだが、どうしたらよいかと相談を受けた。
取り合えず拝見すると、拵えに入ったもの、白鞘のものまであったが、共通することは刀身には錆があちこちに見え、茎は錆がひどく、ざらざらと柄を抜くときに錆の音がするほどであった。

よほど保存状態が悪かったものと思え、保存場所の問題や手入れの問題と両方の状態が悪かったと推察された。
また、一部は登録証が無いものがあり、厳密にいえば、無いというよりも、どこにあるのかが不明となっていた。
一部は鞘にセロハンテープで張り付けてあるものや、紐で縛ってあるものもあったが、管理状態がばらばらであるので、盗難防止のために刀と刀剣登録を別々に保管していたという訳ではなさそうだった。

登録証の無いものは地元の都道府県の教育委員会へ相談して、手続きを進めるように進言した。手入れの悪いものは、これ以上の状態悪化を招かないように、とりあえずの手入れをした。

問題は相続人である本人に今後、所有の意思があるかどうかである。
所有の意思がないないなら、登録証があるものは、ネットオークションや刀剣商を通じて処分できるであろう。
また、登録証が不明な場合は、もう不要なら警察へ相談に行って、警察で処分してもらうことになろう。

なんだか、刀の相続の話をしながら、ふと思ったことだが、家だって土地だって、車や時計、手入れをしないで手間暇をかけずに相続できるものなんて実はないんだと思った。もっとも最高の状態で相続するには、日ごろの手入れと知識の移譲も必要で、その対象物を続けて守ることの意思がなければ、どようなものも同じだ。何も刀に限ったことではない。

最近は、断捨離ブームで何もかも歳が来たら、売り払うことを主な手段として処分してしまうことが多いと聞く。
刀は譲り受けたか、相続により所有することになったかのどちらかで、登録の変更届をだすことになっているが、価値ある刀剣を次の世代に残すためには、高額評価の物ほど、相続問題(税金)や文化財保護の観点からの問題を抱えていると思う。

錆びついた状態で拝見するのは刀身の部分だけではなく、ざらざらと音を立てて柄から出てくる茎でもあり、錆ついた茎に覗く銘が見えると、余計に寂しさを覚える。

人口減少の陰で、世代ことに家を建てるために、実家の相続や建物そのものの手入れもそのままに、朽ちてしまいかねない文化財の存在がある。
一振りの刀を見て、そういう思いに駆られた次第。
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Re: 刀を相続するということ   花散里 : 2025/03/03(Mon) 21:17 No.7635
ガマ 子供の頃から、刀剣類には関心がありました。
そうは言っても、もちろんチャンバラごっこや時代劇の延長であり、刀の何たるかにはとても思いが及ばなかった…謂わば無邪気な時代。

成長して結婚したことで、個人同士の付き合いだけではなく、家と家の付き合い、地域と地域の縁ができ、思いがけずその地域ではそれなりの歴史と物語が付いた刀を譲られることになり、これが本格的な刀との付き合いの第一歩。

それからは、見る刀、見る刀の全てが欲しくなり、暇さえあれば…いや無理やり暇を作ってでも刀を見に行き、見るだけで心が躍った…謂わば盲目的な楽しみの時代。
その頃は、将来的な刀の処分などに意識が行かず、刀友達の所蔵刀を横目で見ながら、ひたすら良い刀や掘り出し物を探していましたね。

そんな中、ふと見渡して見れば刀友達もそれなりのお年頃、ましてや自分も還暦をとうに過ぎ、そろそろ古希の影も見え隠れする年ともなれば、やはり頭に浮かぶのは集めた刀の行く末。
冷静に考えれば、自らの手で、自らが納得する形で、どなたかに譲り渡すのが一番とは考えるものの、ではそれが今かと自らに問うても、未だ結論には至らず…

ゲームに端を発した刀剣ブームのその後も、いつとはなく話題には上らなくなり、もちろん今後の世の中の行く末を見極める力があるわけでもなく、ただ何となく片目を瞑って日々を過ごしているばかり…

我ながら、優柔不断で困ったものです…
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Re: 刀を相続するということ   真改 : 2025/03/05(Wed) 09:48 No.7636
旅人 あの世までは持っていけない物ばかり、とは分かっていても…。
せめて、後でお世話になる人が片付ける時には、なるべく負担を掛けないようにと考えておりますが、これが、なかなか。

物やいらん!お金の方がええ。と言うのが、本音かなぁ。
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明けましておめでとうございます。   真改 : 2025/01/01(Wed) 08:47 No.7626
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白影 旧年中は、大変お世話になりました。
本年もよろしくお願いいたします。

さてさて、昨年12月は、二年以上ぶりに刀剣の手入れを致しまして、冬季に手入れをしたのは久しぶりでした。
毎日のように鑑賞していた30代とは、おおよそかけ離れた状況となりました。
これも、時の移ろいでしょうか。

本日は、正月鑑賞ということで、記憶にある限り、正月に刀を鑑賞したということがありませんでした。驚きの行動です。
地上波を見なくなって久しく、新聞を読んだらすることもなく、一振り抜いてみました。
この刀は昭和12年作刀の「宮口一貫斎寿廣勤作」銘の靖国刀匠の作品です。別名「靖廣」。
今年は昭和100年。
戦後80年。

この刀を後世に伝えるべく、今年、研磨を致します。戦前の研ぎのまま保存していましたが、思い切りました。
「勤作」という言葉に、心打たれます。
戦前の刀に、「勤作」と入った刀を稀に拝見することがあります。
私も、いろんな意味で、謹んで精進するようにと、今年の目標と致しました。

今年も、皆様にとりまして、息災な年でありますことを祈念申し上げます。
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Re: 明けましておめでとうございます。   花散里 : 2025/01/01(Wed) 11:35 No.7627
ガマ 明けましておめでとうございます。
ここ最近の無沙汰を謝し、皆様のご健康とますますのご活躍を祈念いたします。

さて、真改さんもおっしゃっていた「刀の手入れ」ですが…私も同様にすっかり間が開いてしまっています(^^;)
宣伝するつもりはないのですが、銀座 刀剣柴田の油の優秀さに頼り切って、半年に一度くらいは鞘から抜いて錆の有無を確認しますが、その都度「まだ大丈夫」と言って鞘に戻すといった、およそ「愛刀家」とは対極の所業…

加齢とともに往時の情熱はどこへやら、熱心に手入れをして鑑賞していた自分が懐かしい…最近はちょっと目が霞みがちなお年頃ということもあり…ですが、以前は元旦に手入れをするのが恒例になっていましたから、久々に窓を開け放ち空気を入れ替えて手入れを終わったところです。

思えば昨年、油が乾いてこびり付き、恐らく数年は手入れをしていなかったであろう刀を目にし、家に戻ってから自分の刀を確認したことがありました。
その方が使用していた刀剣油は、(私も所有していますが)関西地方にある古くから超有名な刀剣油。
伝統的な植物性の油なので、こまめな手入れを前提としたものなのでしょう。
確かに爽やかな丁子の香りと共に、その油で手入れをすると沸や匂などの働きが、一層輝きを増すように感じられたものですが…

真改さんも言及していた、昭和100年、大東亜戦争終結から80年…俳人・中村草田男の句「降る雪や 明治は 遠くなりにけり」の情景が確かな現実味を持って感じられるようになってきました。
とは言いながらも、黄昏ているばかりではいられません。
今年は災害の少ない年であることも祈念しつつ、皆様とご一緒に精進して参りたいと思っています。

よろしくお願いいたします。
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[→7627] Re: 明けましておめでとうございます。   四分一 : 2025/01/01(Wed) 20:55 No.7628
旅人 明けましておめでとうございます。

すっかりご無沙汰しています。
私は自分自身の手入れに努めている毎日です。
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Re: 明けましておめでとうございます。   そぼろ助広 : 2025/01/04(Sat) 00:38 No.7629
鍛冶 明けましておめでとうございます。真改さん、昨年は丸亀の名刀展にお越しいただきありがとうございました。「随想・ニッカリ青江」という題で日刀保の機関紙「刀剣美術」に投稿するつもりで駄文を書いていますが、なかなか筆が進みません。そのうちに書き上げる予定ですのでご覧ください。 [返信]
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Re: 明けましておめでとうございます。   御刀天国 : 2025/01/04(Sat) 13:20 No.7630
旅人 刀兄の皆様、明けましておめでとうございます。
思えば昔あったバンクーバー愛刀会も、会員の半分が鬼籍に入り、遠くに転出した会員も多く、解散してから十年以上経ちます。今では刀剣談義に花を咲かせる相手も無く、今回も新春お一人様鑑賞会を明日開く予定です。
 ところでそぼろ助広様ご案内のニッカリ青江ですが、元の持ち主の東京のAさんが手放された時私にもお話しがありました。しかし海外に持ち出すには重要美術品の指定解除が必要で、泣く泣く見送ったことがありました。本当は軍資金が足りなかったんですが、どこかから都合がつけば、ニッカリ青江は私の所有だったと思うとくすぐったい気持ちです。
写真は神奈川県の重要文化財指定書で京極家からAさんに所有が移った時指定解除になった物です。本来神奈川県に返却されるべき物ですが、私が記念にいただいて手元に保管しています。

単独表示 IMG_0058.jpeg

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[→7630] Re: 明けましておめでとうございます。   そぼろ助広 : 2025/01/20(Mon) 20:56 No.7633
鍛冶 御刀天国様 情報提供ありがとうございます。いわゆる県文指定だったのですね。私の知合いも県文の指定解除して重要刀剣になった
刀を所有しています。重要美術品は昭和25年に文化財保護法が施行されて新規指定はなくなりましたが、当分の間は有効との事です。
無効になるかも?と先走って県文指定したのでしょうか?ニッカリは現在も間違いなく重要美術品です。

単独表示 20250120_204004.jpg

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所蔵品をいかに守るか   真改 : 2025/01/15(Wed) 06:57 No.7632
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白影 明日で阪神淡路大震災から30年。
昨日も宮崎県沖で地震があり、南海トラフ地震との関連性が検討されましたが、だれもそんなことは予知できないと私は思っていますので、対応はひとそれぞれ。
しかし、能登地震の復興への国の対応を見ていると、復興については国の支援は期待できません。
国民の生活を見ているというよりも、税のことしか考えていないように思いますし、もっといえば、そういう国会議員の姿しか感じないというのが多くの国民の思いではないでしょうか。

さて、地震から身を守ることはもとより、文化財をいかに守っていくかというのも、こういう趣味を持っていると考えてしまいます。
アメリカの火災では、ゴッホ美術館にまで迫っているとかありましたが、日本では地震災害からいかに守るかというのは大きな課題かと思います。

刀で言えば、これからも素晴らしい刀を見ていきたいし、伝えていきたい。そういう思いからも、文化財の避難ということも大事でしょうね。
昔、日本沈没という小説やドラマ映画がありましたが、日本の文化財を海外に避難させる場面があったと記憶しております。
大きな問題ですね。
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